それぞれの時代
— The Story of History —

1945
 昭和20年 乙酉
     
  出来事
8 15 鈴木貫太郎内閣 総辞職
8 15 ニュルンベルク軍事裁判 「國際軍事裁判條例」
8 15 陸軍少佐・近衛師団参謀:古賀秀正 自決
8 16 海軍軍令部次長:大西瀧治郎中将 自決
8 17 「インドネシア共和国独立宣言」 → オランダと開戦
8 17 東久邇宮稔彦内閣 発足
8 17 関東軍司令部 → 関東軍に即時停戦命令
8 17 作家:島木健作(43) 死去
8 18 ソ連軍 → 占守島に上陸
8 18 Subbas Chandra Bose(48) 死亡
8 20 満洲帝國 崩壊
8 20 甘粕正彦(55) 自殺
8 20 灯火管制が廃止(3年8ヶ月ぶり)
8 22 三船殉難事件
8 22 正午の時報,ラジオの天気予報が復活
8 22 三江省・樺川県開拓団集団自決
8 22 尊攘義軍 茂呂宣八,谷川仁(尊攘同志会),皆川貞次郎(国粋同盟会)など10名が手榴弾自決,
8 22 軍令部・海軍少佐:國定謙男 妻と長女(5),長男(2)を射殺した後拳銃自決
8 23 第3代東京都長官:廣瀬久忠
8 23 大東塾生が集団自決
8 23 明朗會 酒井忠弘ら13名 毒薬・ピストル自殺
8 23 ソ連軍 → 満洲占領を完了,日本軍将兵約50万人をソ連に移送
8 24 ソ連軍 → 平壌入城
8 24 陸軍大将:田中静壱 自刃
8 26 厚木事件
8 26 ■省庁再編
8 26 占領軍向けの特殊慰安施設協会(RAA)が銀座にできる
8 27 尊攘義軍の妻3名が後追いでピストル自殺
8 28 GHQを横浜に設置
8 28 東京・皇居前広場 特殊慰安施設協会(RAA) 設立宣言式
8 28 東久邇稔彦 → 日本人記者会見で「一億総懺悔」
8 28 Vietnam民主共和国臨時政府成立
8 30 「外地及び外国在留邦人引揚者応急措置要綱」決定
8 30 Douglas MacArthur → 厚木飛行場に来る
8 30 国共会談
9 1 ソ連軍 → 千島占領完了
9 1 国民学校が再開される
9 2 日本降伏文書調印式
9 2 Vietnam民主共和国 独立
9 3 ソ連軍 → 北方領土を占領
9 3 戦後初のラジオ放送劇「五重塔」
9 5 ソ連軍 → 歯舞諸島占領
9 6 第88回 帝國議會
9 6 「朝鮮人民共和国樹立宣言」
9 6 戦後第1号ニュース封切 「聖断を拝す」,「東久邇内閣成立」
9 9 日中戦争終結
9 9 建川美次(66) 死去
9 11 第一次GHQ戦犯容疑者逮捕命令(43名)を発表
9 12 元陸軍司令官・元帥:杉山元(66) 拳銃自殺
9 13 大本営が解体される
9 13 元東條内閣厚生大臣・陸軍軍医中将:小泉親彦 自刃
9 14 賀屋興宣,岩村通世,井野碩哉,鈴木貞一,村田省蔵 → 自主的に横浜・アメリカ第8軍司令部に出頭
9 14 元東條内閣文部大臣:橋田邦彦 服毒自殺
9 15 GHQ → 東京・日比谷に移転
9 15 文部省 「新日本建設の教育方針」
9 15 科学教材社(小川菊松) 「日米会話手帳」発売 → 360万部のベストセラー
9 17 枕崎台風
9 19 GHQ → 各報道機関にプレス・コード(出版法)を通達
9 19 内閣副書記官を新設(高木惣吉が任命される)
9 20 「ポツダム宣言の受諾に伴う緊急勅令(ポツダム勅令)」公布・施行
9 22 アメリカ政府 「降伏後に於ける米国の初期の対日方針」を公表
9 22 佐世保 米第5艦隊、第5海兵軍団の司令部を設置
9 23 ジャワに無血革命(スカルノ → インドネシア大統領に就任)
9 24 独・物理学者:Hans Geiger(62) 死去
9 26 五大国外相会議(ソ連外相:モロトフ → 日本管理4ヶ国委員会設置を要請)
9 26 三木清(49) 獄死 in 豊多摩刑務所
9 27 第1回目 マッカーサー-昭和天皇会見
9 29 ラジオ「街頭にて」
10 2 ラオス → 臨時政府樹立
10 4 GHQ 「人権指令」
10 4 マッカーサー-近衛文麿会談
10 4 アメリカ軍 → 北海道に上陸
10 5 東久邇宮稔彦内閣 総辞職
10 5 全日本海員組合 創立…戦後初の全国的組合
10 8 マニラ軍事裁判(アメリカ軍)が始まる
10 9 幣原喜重郎内閣 発足
10 10 連合艦隊,海軍総司令部が正式に廃止
10 10 「朝鮮人民共和国樹立宣言」
10 11 GHQ 「五大改革指令」
10 11 松竹映画 「そよかぜ」 公開(「りんごの歌」(並木路子))
10 11 東京高校独語教師:亀尾英四郎 → ヤミ食糧を食わず、配給生活を堅持し栄養失調で死亡
10 12 Nazis党 → 正式に解党
10 13 「国防保安法」,「軍機保護法」,「言論出版集会結社等臨時取締法」廃止
10 13 英,蘭軍 → インドネシア・ジャワ島上陸
10 14 本居長世(61) 死去
10 15 参謀本部,軍令部が廃止
10 15 「治安維持法」,「思想犯保護観察法」などを廃止
10 15 詩人:木下杢太郎(61) 死去
10 16 李承晩 → 米軍機で韓国に帰国(33年ぶり)
10 18 ニュルンベルグ裁判の起訴状が公表される
10 22 Mongol人民共和国 成立
10 23 読売新聞社 第1次争議
10 24 国際連合 発足
10 25 GHQ 日本外交の機能停止を指令
10 28 第1回 宝くじ発売(1等賞は10万円)
10 29 作曲家:成田為三(53) 死去
10 30 連合国10ヶ国の代表からなる極東諮問委員会(FEAC)発足
10 日本共産党 再建
10 夕張炭鉱 朝鮮人労働者6,000 → 待遇改善を求めてストライキ
11 1 人口調査 総人口=7,199万人
11 1 巣鴨プリズン 発足
11 2 財閥解体
11 2 日本社会党(書記長:片山哲) 結成
11 5 戦災復興院総裁を設置 → 小林一三が就任
11 9 日本自由党(旧政友會系) 結成(総裁:鳩山一郎/幹事長:河野一郎)
11 11 日本共産党 → 「新憲法の骨子」発表、人民主権、天皇制廃止を主張
11 11 朝鮮人民党 結成(委員長:呂運亨)
11 13 昭和天皇 → 伊勢神宮に非公式参拝、終戦親告の儀
11 15 日本進歩党(旧民政党系) 結成(総裁:町田忠治)
11 16 大相撲秋場所始まる…復員力士は坊主頭
11 17 GHQ → チャンバラ映画上映禁止
11 19 第二次GHQ戦犯容疑者逮捕命令
11 19 靖國神社臨時大招魂祭
11 20 ニュルンベルグ国際軍事裁判 開廷
11 20 昭和天皇 → 靖國神社に最後の公式参拝
11 20 有楽町 日本劇場 再開
11 20 歌舞伎「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段」 → GHQにより非民主主義的であるとして上演中止
11 20 本庄繁 自決
11 21 フランス ド・ゴール内閣発足
11 21 「治安警察法」廃止
11 22 第一次農地改革 → 地主保有制限を五町歩
11 23 朝鮮共産党 結成(主席:朴憲永)
11 23 プロ野球が復活 神宮球場で東西対抗戦
11 24 内大臣府 廃止
11 24 大東亜戦争調査会 設置(総裁:幣原喜重郎)
11 24 理研、京大、阪大のサイクロトロンをGHQが破壊
11 24 地方引揚援護局を開設 → 浦賀、舞鶴、呉、下関、博多、佐世保、鹿児島
11 25 大蔵省 → 「外貨債処理法」、「敵産管理法」など13法令の廃止
11 26 哲学者・評論家:三宅雪嶺(86) 死去
11 28 第89回 臨時帝國議會
12 1 ■省庁再編
12 1 日本共産党 第4回大会(19年ぶり)
12 1 GHQ → 笹川良一に出頭命令
12 2 第三次GHQ戦犯容疑者逮捕命令
12 2 岩崎小弥太(67) 死去
12 5 GHQ 「戦争犯罪人裁判規定」発布
12 6 第四次GHQ戦犯容疑者逮捕命令
12 6 アメリカ検察陣幹部38名 → 厚木飛行場着
12 7 フィリピン・マニらの軍事法廷にて陸軍大将:山下奉文に絞首刑の判決
12 8 国際検察局(International Prosecution Section)を設立
12 9 「農地改革についての覚書(マッカーサーの農民解放指令)」
12 9 NHKラジオ番組「真相はこうだ!」
12 12 梨本宮守正 → 巣鴨プリズンに出頭
12 12 読売新聞社労働争議 → 社長:正力松太郎の退陣で決着
12 14 貿易庁 設置
12 15 「神道指令」
12 16 近衛文麿(54) 服毒自殺
12 16 米英ソ外相会議 in モスクワ
12 17 「衆議院議員選挙法」改正(婦人参政権認められる)
12 18 日本協同党 結成(委員長:山本実彦)
12 18 本間雅晴中将の軍事裁判が始まる
12 21 「軍需会社法」,「輸出入品等臨時措置法及び石油業法」 他8事業法などの廃止
12 22 「労働組合法」公布
12 27 「モスクワ宣言」 → 対日理事会設置
12 28 第一次農地改革案 「農地関係調整法」 可決
12 国際通貨基金 設立
この年の…
カテゴリー ジャンル 作品
ノーベル賞 物理学賞 イジドール=イザーク=ラービ
ノーベル賞 化学賞 オットー=ハーン
ノーベル賞 生理・医学賞 ジョセフ=アーランガー
ノーベル賞 生理・医学賞 ハーバート=ガッサー
ノーベル賞 文学賞 ヨハネス=ヴィルヘルム=イェンセン
ノーベル賞 平和賞 赤十字国際委員会
財政 1945年度の政府債務 1,994億円
報道 GHQ → 新聞・ラジオの検閲実施
文学 坂口安吾 「白痴」
出版 「中央公論」復刊
出版 「文藝」復刊
出版 「文學」復刊
出版 「新潮」復刊
出版 「改造」復刊
出版 「世界」創刊
「リンゴの歌」(並木路子)
「お山の杉の子」
「海ゆかば」
「勝利の日まで」
「バラ色の人生」(Edith Piaf)